会報「タートル」38号(2005.5.15)

1998年10月9日第三種郵便物認可(毎月3回8の日発行)
2005年5月15日発行 SSKU 増刊通巻1781号

中途視覚障害者の復職を考える会【タートルの会】 会報
タートル38号
「第10回定期総会」と「10周年記念セレモニー」事前資料(臨時増刊号)


目次
【巻頭言】
「第10回定期記念総会を迎えるにあたって」
【10周年記念セレモニー】
プログラム(第1日目)
【第10回定期総会】
 プログラム(第2日目)
 平成16年度活動報告
 平成16年度決算報告
 平成17年度活動計画(案)
 平成17年度予算(案)
 役員選任事務局案
【お知らせ】
【編集後記】


【巻頭言】
「第10回定期記念総会を迎えるにあたって」

会長  下堂薗 保

 第10回定期総会を皆様方とともに盛況裡に迎えられ、ご同慶に存じます。タートルの会は、10年前に和泉森太初代会長のもとで設立されました。その簡単な沿革は、

 今回は創立10周年にあたる記念総会でもあることから、二日間にわたる日程を設定いたしました。初日は、創立10周年セレモニーとして分科会とセレモニーを中心、二日目は定期総会・講演会などのプログラムが組まれております。
 さて、ひとことに10周年と申しましても、ここに至るまでには陰になり陽になり支えてくれました多くの支援者のことを忘れてはならないし、絶えず感謝の気持ちを保持し続けなければならないと思っています。
 初日のセレモニーには、日ごろの支援活動に感謝の意をこめて支えてくださっている方々をお招きしましたので、心ゆくまで歓談していただければと存じます。
 ところで、視覚障害者が無事働き続けるとか、その職域を拡げるとかについては、制度的にいろいろな障壁が横たわっております。この障壁について、少々改めて考えてみたいと思います。障害のことについて、
1.インペアメント:個々の身体・感覚等の器質的損傷。
2.ディスアビリティ:インペアメントによる日常生活の不自由、制約、不利益。
3.ハンディキャップ:インペアメントを理由として社会生活において受ける不利益、障壁
 などのように分類されていることはよく知られていることです。
 働き続けることに伴う障壁は、ハンディキャップということになるのでしょうが、その概念をもう少し分析したものが、「物理的障壁」、「制度的障壁」、「情報・文化的障壁」、「心の障壁」などであることはご承知のとおりです。この4つの障壁の改善について、法律的に一応形づけられているのは前二者に関するもので、ハートビル法、交通バリアフリー法、障害者雇用促進法だけで、後二者については、たとえば海外でアメリカのADA法のようなものが情報・文化的障壁に該当するものとしてありますが、わが国では全く手つかずの状況です。ただ、つい先月内閣府は心の障壁に関する[窓口業務の場面ごとに応対における配慮マニュアル]という通達を出しましたが、不備は免れえません。これらの不備を一挙に解決したいというネライをもって日弁連は「差別禁止法」の制定を提唱していると思いますが、ま、それはともかくとして、実は障害者が働き続けることに対して、厳しい障壁になる法律が目の前に存在しています。
 それらは、国家公務員法であったり、この法律に横並び的に存する就業規則などであります。内容的には、いわゆる「分限免職」規定などと言われるものですが、そこには、「心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合」は、降任または免職できる(第78条)というものです。この規定の運用方針について、人事院規則11−4では、2名以上の医師の診断による(第7条)とされています。この診断書の書き方が働き続けられるか否かの分岐点になる大事な診断書になります。私どもにしてみれば、障害者雇用促進法の理念に沿って、たとえば、「IT機器等の使用により就労可能」などのように所見を明記してくれる医師ばかりであればいいのですが、医師によっては「自分はその人の就労能力まで分からない」ので「就労可能」などと所見を書けないという医師もおられます。
 このように、実は最も身近な所に大きな障壁が横たわっているということを認識し、問題に直面したときは必要に応じ障害者雇用促進法等の理念にもとづき、主治医を変えるなどの対応をするようにしなければならないということを指摘しておきたいと思います。
 それから、この節目の10周年のタイミングにこれからのタートルの会がどうあるべきかについて、ともに考えてみたいと思います。
1.視覚障害者の就労問題について
 会の発足はA氏の職場復帰の支援・その実現がきっかけでした。この原点を今後とも忘れることなく、雇用促進法等法令の理念などにもとづき、雇用主側には継続雇用を前提に、中途視覚障害者に対して必要なリハビリテーションを受講させること、そして中途視覚障害者は雇用主に遠慮することなく「この職場で働き続けたい」ということを主張し認めさせることなどを会員あるいは社会に徹底周知し、関係機関への働きがけを今後とも行う。
2.視覚障害者自身のスキルアップについて
 IT機器などの活用の習熟に努めること、後に続く視覚障害者に対しては、思いやりをもってノウハウなど情報を惜しみなく率先伝達すること、職場における人間関係構築に関しては、日ごろから円満な関係構築に努めることなどについて、交流会などを通じて繰り返し学習する機会を提供する。
3.関係機関との連携について
 視覚障害者の就労に理解ある医師、生活・職業訓練施設、ハローワーク、あるいは地域障害者職業センターなどとの連携を深めると同時に、その拡大に根気づよく努力する。
4.組織のあり方等について
 ボランティア方式で運営してきた団体が一気に人件費にかかる経費を支出するようにするには相当の無理が伴うことが予測されますが、しかし、今後はいつまでもこの運営方式を続けるには明らかに問題があると認識しております。そのため、この難問を改善する方策について、模索しはじめなければならない時期にあると思っていますが、解決には幾多の難問が横たわっており妙薬は手元にないのが実情です。今後は、皆様方のお知恵を拝借しながら前向きに検討していきたいと思っています。
5.地方交流会、あるいはHPやMLの運営方式その他について
 地方交流会をはじめその他について、過去の運営方法にこだわることなく、今こそ必要なニーズにマッチした多様な方式で実施する方法もあるのではなかろうかなどと思いをめぐらせたりしておりますので、今回の機会にこれらの話題についても議論を交わしていただけたらと思っています。
 以上、2日間を日ごろはできない情報交換とか、新たな人間関係の構築とか、議案の討議とか、講演等を通じ本音で語り合う有意義な総会にしていただきたいことを念じ、最後に皆様方のますますのご健勝ご清栄を心より祈念申し上げ、10周年記念総会を前にした思いの一端に代えさせてもらいます。
 なお、講演してくださいます高橋広先生が、前日、4日の15時ころにはおいでになられる予定ですので、お聞きになりたいことがありましたら遠慮なくご相談ください。



【10周年記念セレモニー】

期日:平成17年6月4日(土)
会場:東京都障害者福祉会館

<プログラム>
第1部
12:30 受付開始
13:00 開会
会長挨拶
13:10〜13:30 参加者の声出し
13:30〜14:30 3テーマ代表スピーチ
14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:00 分科会
テーマ:(1)職場環境について
    (2)職場スキルについて
    (3)家族について
16:00〜16:15 休憩
16:15〜17:00 全体でのまとめ
17:00〜17:30 休憩

第2部
17:30〜19:30 10周年記念パーティー



【第10回定期総会】

期日:2005年6月5日(日)
会場:東京都障害者福祉会館

<プログラム>
〔午前の部〕
10:00〜12:00 定期総会
◎開会挨拶
平成16年度活動報告並びに決算報告
1.相談事例
2.交流会
3.ML HP
4.平成16年度決算
●会計監査報告
平成17年度活動計画(案)、予算(案)等
1.平成17年度 活動計画(案)
2.平成17年度予算(案)
3.平成17年度役員選任
◎閉会挨拶
12:00〜13:00 昼食

〔午後の部〕
13:00〜13:15 受付
13:15〜14:30
講演:「眼科医が行う就労支援の実際」
講師:高橋 広先生(柳川リハビリテーションセンター病院眼科部長)
14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:30 交流会「全員の自己紹介」
16:30 ◎閉会挨拶


平成16年度活動報告

1.相談事例報告
(1)相談件数
 この1年間に受けた相談件数は、新規相談実件数70件、新規以外の相談が36件、合計106件を数えました。
 そのうち、面接による個別相談は25件で、さらにこの内訳は、日本盲人職能開発センター内の事務局において受けたのが15件、名古屋交流会にて4件、役員が個別に担当したものが5件(申告のあったもののみ)となっています。
(2)復職・再就職件数
 この1年間に復職または再就職を果たした件数は10件となっており、その内訳は、復職が3件、残り7件は再就職または新規の就職となっています。
 業種別では、教職など原職復帰、福祉施設等の相談員、マッサージを生かした健康・介護関係、ITを活用した技術職、総務関係など様々な分野にわたっています。中でも、この中に、新潟県中途視覚障害者のリハビリテーションを推進する会(信楽園病院)に繋がったことがきっかけで、タートルの会とも交流し、今日に至ったケースが3件含まれていることは、特筆すべきです。
 なお、復職、再就職というような形として表れない中にこそ、タートルの会と繋がっていることで、働き続けることができているというケースが多数あることを、あえて付言しておきたいと思います。
(3)相談活動に見る特徴と今後の課題
 今回の個別相談には、夫婦で参加されたケースが複数ありました。これに対して、十分な相談がなされたか心配な面もあり、今後、家族に対する相談支援についてもしっかり取り組んでいく必要があると思います。
 また、眼科医をはじめとする医療関係者から紹介されてくるケースが年々増えております。このことは、望むところですが、ただ、職業継続のための連携という観点からすれば、ロービジョンケア(視覚障害リハビリテーション)と職業リハビリテーションの連携、それにタートルの会のような当事者団体が絡み合っていくという支援体制が必要ではないかと考えています。その意味で、まだまだロービジョンケアのできる医療機関がすくないという問題や、生活訓練や職業訓練を受ける体制もまだまだ不十分であるという問題もあります。
 いずれにしても、視覚障害となって、必要とされる情報になかなかアクセスできないでいるという現実を踏まえると、私たちの経験は、これから後に続く人たちにとっても、大いに伝えていく必要があります。そのためにも、事例を整理しながら、相談には十分なフォローをし、地域に根ざした連携を大切にしていきたいと考えています。
 なお、復職事例等については、追って報告します。

2. 2004年度の交流会
(1)9月交流会(2004/09/18)
 復職後の仕事の紹介や、社内ネットワークへのアクセスの問題について、以前発表した方を含め3名の方の体験発表。
(2)10月交流会(2004/10/16)
 新たな仕事にチャレンジしている2人からの事例発表と、以前交流会で問題提起された方がその後の問題をどう解決しているかを再度発表して頂いた。
(3)1月交流会(2005/01/05)
 毎年恒例の歩行について。「視覚障害者等の移動環境・交通権-信号・駅等-について」、高瀬清氏より講演を受ける。
(4)3月交流会(2005/03/19)
 雇用する立場からの発言をぜひ知ってみたいということで、「企業の障害者雇用の現状と沖ワークウェルのチャレンジ」と題して、木村良二氏より講演を受ける。

3.ML HP
 会活動におけるインターネットの活用について
(1)メーリングリストについて
a. 基本的事項
*開設契約ネット SRSさくらインターネット
*登録メールアドレス数
 以下において括弧内は、前回調査時からの増減数。
 2005年5月1日現在 401 (27増)
 2004年5月7日現在 374 (15増)
 2003年5月21日現在 359 (42増)
 2002年5月25日現在 317 (61増)
 2001年5月31日現在 256 (78増)
 2000年5月18日現在 178 (66増)
 1999年5月12日現在 112
(注)一人で複数のメールアドレスを登録している人もいるので、メーリングリスト(以下MLと略記)参加者の実数は360名強と思われます。
*通算書込数
 以下において括弧内は、前回調査時からの増減数。
 2005年5月1日現在 10806 (1158増)
 2004年5月7日現在 9648 (1103増)
 2003年5月21日現在 8545 (1741増)
 2002年5月30日現在 6804 (1365増)
 2001年5月31日現在 5349 (1208増)
 2000年5月18日現在 4141 (1656増) (さくらインターネット移行後 259)
 1999年5月12日現在 2485
b. MLの書き込みの内容等
 この1年間は、これまでと同様に、年金や支援費あるいは交通バリアフリーなど視覚障害にまつわる各種情報の交換・意見交換が行われたほか、日々の近況、図書紹介(視覚障害者用のCD図書を含む。)、イベント情報の紹介、デージー再生ソフトやアクセスなどパソコンにまつわる情報の交換、タートルの会の各種交流会や忘年会の案内とそれに参加した感想、タートルの会の明日を考えるアンケートの集計結果概要の紹介等々多岐に渡る話題が展開されました。
 特徴的と思われるところを上げると、一つには産業カウンセラーの資格取得者や医師国家試験合格者自らから書き込みがあり、視覚障害者にとっての励みになったこと、また、職場定着をめざす人から「視覚障害者の働く事例を教えて欲しい。」との書き込みがあり、それへの回答や意見があったこと(先の資格取得との関連で職場定着に言及する意見もあった)、あるいは、プログラマーという職業が視覚障害者にとってどこまで可能かなどの議論があったことなどです。
 今後の課題としては、会で実施したアンケート調査の回答にもありましたが、MLが参加者の自由で円滑なコミュニケーションの場であり続けるためにどうするかが大きな課題です。また、迷惑メール増大等昨今の状況にMLが悪用されないように配慮するといったことも課題になってきています。
 なお、会員だけが参加可能なMLを設けるべきとの意見が根強くあることから、ML管理を引き受けるスタッフとして名乗り出る人がいれば、そのMLを設けるということで幹事会で話し合われました。
(2)ホームページについて
a. 基本的事項
*URL http://www.turtle.gr.jp/
*公開年月日
 1997年11月22日より朝日ネット上で公開。
2001年9月15日よりSRSさくらインターネットに移行。
*アクセス件数
2004年5月7日〜2005年5月1日 20986
(さくらインターネット移行後通算 69422)
 2003年5月21日〜2004年5月7日 19945
(さくらインターネット移行後通算 48436)
 2002年5月27日〜2003年5月21日17943
(さくらインターネット移行後通算 28491)
 2001年9月15日〜2002年5月26日 10548 (=さくらインターネット移行後の通算)
 1997年11月〜2001年9月前半 17000余 (朝日ネット時のアクセス数)
b. ホームページの内容について
 ホームページの構成や内容については特に変更を加えることなく従来の路線に従って、会の各種行事案内や会報掲載を中心に少しずつ書き加えていきました。
 課題としては、従来から指摘されていることですが、全体として古いままになっているページが残っており、内容の充実・更新を図る必要があります。これについて、今後、ボランティアの助力を得るなどによりホームページの更新体制を整備するということで幹事会で話し合われています。



平成16年度決算報告

平成16年度・収支決算報告書
(自:平成16年4月1日 至:平成17年3月31日)
<一般会計>
○収入の部      (単位:円)
科目金額摘要
前年度繰越金496,208
一般会費1,020,000202名
寄付52,800
「中途失明」売上11,000
特別会計より繰入1,202,160「中途失明II」特別会計繰入
雑収入34,639銀行利息・幹事会懇親会残金等
合計2,816,807

○支出の部
科目金額摘要
講演者謝金30,000総会、交流会
交流会録作成費124,220交流会録作成費用
機関誌発行費248,815印刷費・編集費
通信費97,319切手代・第3種郵便・支援関連物送料等
総会運営費90,431会場借用料・遠方幹事交通費
交流会運営費13,000会場借用料等
地域交流会運営費237,385会場借用料・昼食代補助等
会議費12,260宿泊幹事会会議費・ロービジョン学会会費
メーリングリスト運営維持費10,080さくらインターネット・幹事用ML
ホームページ運営維持費12,3532004年4月〜2005年3月分
備品消耗品費180,371封筒・点字用紙・タックシール等
ニーズ調査費101,800アンケート調査
地域幹事出張費22,000
雑費110
(小計)1,180,144
次年度繰越金1,636,663
合計2,816,807

<特別会計>
「中途失明II」出版関連
○収入の部
科目金額摘要
前年度繰越金722,120
売上(直販)108,04089冊+FD1枚
売上(大活字)372,000
合計1,202,160

○支出の部
科目金額摘要
一般会計へ繰入1,202,160
合計1,202,160
収支0

(備考)
資産残高 平成17年3月31日現在…… ¥1,636,663
郵便貯金残高  ¥1,473,411
銀行預金残高  ¥139,489
事務局所持金  ¥3,763
仮払金  ¥20,000  (宿泊幹事会分)

  平成17年4月20日

 以上の通り、報告いたします。
会計担当:森崎 正毅
伊吾田 伸也


[平成16年度 会計監査報告]

 会計監査の結果、相違ないことを認めます。
  地域での相談会経費を次年度検討課題として提案します。

会計監査:和 泉 森 太

平成17年度活動方針(案)

 活動については、「相談」、「交流会」、「情報提供」の3つのテーマを軸に今までどおり進めていきます。更に活動の充実を図るため、昨年実施したアンケート調査の意見を取り入れていきます。
 過去10年の活動で蓄積された各種の情報のまとめを行います。
 中期計画として、「活動拠点」、「活動費の確保」など、会の基盤整備を考えていきます。
 会員一人一人の「行き方」は違っていても、楽しく生き生きと生活したいと望むのは同じです。知恵と工夫をお互いに出し合って進んでいきましょう。以下は具体的な項目とスケジュールとなります。

1.相談活動
(1)初期相談
 随時及び幹事会、交流会の開催日
 まずは悩みを聴くことに重点を置き、適切な「情報」や「各自の体験談」などを提供して、ご本人が希望や目標に向かって歩めるような助言を心がけて行います。
(2)復職・定着支援活動
 定着支援については、仕事を続けていく上での人間関係、補助機器等のアドバイスを行います。
 復職をするための情報提供や会社との交渉に関するアドバイス等を行います。

2.交流会の実施
 ここ数年、定着しているテーマは、「歩行」・「こんな職場で働いています」・「地方交流会」の他に、旬な話題を提供する交流会を企画します。
a. 第6弾「こんな仕事をしています」 事例発表 9月17日(土)
 「見えない中で、どんな仕事をどのようにしているのか」について、何気ない工夫事例の経験談の発表、意見や情報の交換等を行います。
b. 雇用する立場からの発言(予定) 10月15日(土)
c. 地方交流会 11月19日(土)、20日(日)
 各地の会員の要望により、地元密着型の交流会を行います。
d. 講演&忘年会 12月10日(土)
e. 歩行について 1月21日(土)
f. テーマ未定 3月18日(土)

3.メーリングリストやホームページの充実
 メーリングリストについては、全国の仲間のコミニケーションの一つとして継続していきます。更に会員だけが参加可能なMLの検討を行います。
 ホームページについては、内容の充実・更新を行うための人員確保。ボランティアの助力を得るなどにより更新体制を整備します。視覚障害者に関する情報の蓄積をします。
4.機関紙「タートル」の発行
 5月、8月、12月、2月の各号を発行予定
5.記念誌の編纂
 プロジェクトチームを編成して行います。


平成17年度予算(案)

(自:平成17年4月1日 至:平成18年3月31日)

<一般会計>
○収入の部  (単位:円)
科目金額摘要
前年度繰越金1,636,663
一般会費1,250,000250名納入予定
寄付50,000
雑収入20,000銀行利息・幹事会懇親会残金等
特別会計より繰入180,000「中途失明II」出版関連
合計3,136,663

○支出の部
科目金額摘要
講演者謝金50,000総会、交流会、忘年・講演会講師に対する謝金
交流会録作成費130,000交流会録作成費用
機関誌発行費250,000機関紙の印刷費、編集費
通信費100,000切手代、第3種郵便、支援関連物送料等
資料印刷発行費100,000パンフレット作成費等
総会運営費100,000会場借用料、地方幹事交通費等
交流会運営費50,000会場借用料、ボランティア謝金等
地域交流会運営費150,000会場借用料、ボランティア謝金等
相談活動費300,000相談に関する交通費等
会議費20,000宿泊幹事会会議費、ロービジョン学会会費等
メーリングリスト運営維持費15,000さくらインターネット・幹事用ML
ホームページ運営維持費15,0002004年4月〜2005年3月分
備品消耗品費400,000備品、会議録用パソコン、消耗品購入費
ボランティア保険保険料10,000ボランティア活動に対する保険の保険料
創立10周年記念行事開催費300,000会創立10周年記念行事の開催経費
幹事(地方)出張旅費150,000地方在住幹事の出張に要する経費
予備費996,663
合計3,136,663

<特別会計>
「中途失明II」出版関連
○収入の部
科目金額摘要
前年度繰越金0
売上(直販)100,000タートルの会直販
売上(大活字)80,000大活字経由販売
合計180,000売上金合計 1,382,160円、出版関係経費 1,522,848円

○支出の部
科目金額摘要
一般会計へ繰入180,000
合計180,000
収支0


平成17年度役員選任事務局案

会長  下堂薗 保(留任)
副会長  工藤 正一(留任)
     松坂 治男(留任)
事務局長 篠島 永一(留任)
事務局次長 田中 均(留任)
幹事  新井愛一郎(留任)
    伊吾田伸也(留任)
    石山 朋史(留任)
    和泉 森太(再任)
    植村 滋樹(留任)
    内山 義美(留任)
    大脇 俊隆(留任)
    金子 光宏(宮城県)(留任)
    小林 千恵(留任)
    重田 雅敏(留任)
    嶋垣 謹哉(留任)
    杉田ひとみ(留任)
    西村 秀夫(広島県)(留任)
    藤井 貢(中国)(留任)
    堀 康次郎(近畿)(留任)
    持田 健史(留任)
    森崎 正毅(会計)(留任)
    山本 浩(和歌山県)(留任)
    横田 弓(愛媛県)(留任)
    吉泉 豊晴(留任)
監査  長岡 保(新任)

お知らせ

第10回定期総会と10周年記念セレモニー
◎参加申し込み:締め切り5月30日厳守
申込み先:日本盲人職能開発センター内事務局。
  電話 03−3351−3208
  FAX:03−3341−0967
◎必要事項:氏名、連絡先
 ●セレモニー懇談会参加・不参加
 ●2日目昼食の要否
(会員の皆さん、誘い合わせて多数参加ください)


【編集後記】

 本号は、「第10回定期総会」と「10周年記念セレモニー」の事前資料をまとめて臨時増刊号として発行しました。総会に参加する上で、事前に提供されていなければ、積極的発言もできかねるぞという声が大きく、ここにようやく実現する運びとなりました。
 なお、総会終了後に「総会報告号」として39号を9月初旬に発行する予定です。第1日目の3つのテーマについて、また、第2日目の基調講演の記録などを中心に掲載します。
 発足から10年、会員数は当初、60数名だったのが、あっという間に600数10名という登録数になり、前年度整理して400名弱とスリム化しました。会費のみで運営しているため、マンパワーの部分を会役員のボランティア精神に預かるところ大なのです。課題は財政の基盤づくりと確実な会費納入です。皆さんのご協力を切望します。
 会員の皆さん、自ら一人ひとりが会を運営するという、「タートルの会」は自助グループなのです。地域的に活動に参加できにくい会員は、総会の折に、あるいは紙面により発言をと、本号がお手元に届き次第、一読願い、ご一考いただきたいのです。
(事務局長 篠島永一)

中途視覚障害者の復職を考える会【タートルの会】会報
『タートル39』
2005年5月15日発行 SSKU増刊 通巻1875号
■編集 中途視覚障害者の復職を考える会 会長・下堂薗 保
■事務局 〒160-0003 東京都新宿区本塩町10-3
     社会福祉法人 日本盲人職能開発センター 東京ワークショップ内
     電話 03-3351-3208 ファックス 03-3351-3189
     郵便振替口座:00130−7−671967
■タートルの会連絡用メール m#ail@turtle.gr.jp (SPAM対策のためアドレス中に # を入れて記載しています。お手数ですが、 @ の前の文字を mail に置き換えてご送信ください。)
■URL=http://www.turtle.gr.jp/


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