1.目的
視覚障害者の雇用継続のため、産業医の役割を考えるとともに、視覚障害者に能力を発揮させるために、どのような支援が必要かを提案する。また、パソコン画面の音声読み上げソフトや拡大読書器等支援機器を展示し、実際に触れてもらうことで、視覚障害者が事務職で働くことへの理解を図る。
2.開催日時
平成22年11月17日(水) 13時から16時45分
3.開催会場
中野サンプラザ
所在地:東京都中野区中野4-1-1
電 話:03-3388-1151
4.参加対象
労務・人事担当等企業関係者、眼科医療関係者、産業医等医師、ハローワーク等就労支援機関、更生訓練・職業訓練施設関係者、労働組合、視覚障害者団体等支援機関
定 員: 100名
参加費:無料
5.内容
第一部 産業医の役割と視覚障害者への対応
職場には視覚障害をもった労働者が一人や二人はいるはずで、それぞれに悩みを抱きながら働いており、彼らの雇用継続のためにも、その悩みに職場の誰かが気づく必要があり、その重要な役割を担うのが産業医ではないかと考える。そこで、今回は、視覚障害者の雇用継続のため、産業医の役割を考えるとともに、視覚障害で悩んでいる従業員の雇用継続のためには、どのような支援が必要か、実体験を通して提案する。
(1)産業医の立場から(講演)
テーマ(仮題):「産業医の役割と相談事例 ロービジョンケアと産業保健」
講 師:佐々木 直子 氏 (三菱ふそうトラック・バス株式会社 総務・労政部<安全衛生担当>ヘルスケアセンター産業医)
(2)人事労務管理の立場から(コメント)
小高 正樹 氏(同社人事総務本部人事業務部長)
近谷 靖志 氏(同人事企画部採用マネージャー)
第二部 展示会・体験会・ビデオ上映
視覚障害者が事務職として働く場合に不可欠なパソコン画面の音声読み上げソフトや拡大読書器等支援機器の展示を行い、実際に触れてもらうことで、具体的な仕事への活用・可能性へのイメージをつかんでもらうとともに、視覚障害者の特性を理解してもらうために、視覚障害体験と歩行ガイドの仕方を体験できるようにする。併せて、昨年の本セミナーで公開した自主製作ビデオを上映し、企業の視覚障害者雇用への不安を解消する。
(1)パソコンの画面読み上げソフト、拡大読書器など支援機器の展示と操作体験
(2)視覚障害者の見え方、歩行ガイドの体験
(3)自主製作ビデオ「優秀な人材を見落としていませんか?」の上映
第三部 優秀な人材を見落としていませんか?
実際に企業で働く視覚障害当事者と人事担当から共に歩む姿を発表してもらい、視覚障害者が能力を発揮するためにお互いに求められるもの、仕事における工夫と配慮について紹介する。
<報告1>
(1) 常に新しい可能性のために教育訓練体制の確立が重要
西田 朋己 氏 (株式会社沖ワークウェル事業部IT事業チーム)
(2) こんな人材に期待した
木村 良二 氏 (株式会社沖ワークウェル統括コーディネータ、前取締役社長)
<報告2>
(1) 自分を素直に出して可能性を広げる
宮崎 まゆみ 氏 (住友林業株式会社住宅管理部<人財開発G>)
(2) 積極性を伸ばしながら共に歩む
岩木 徹 氏 (住友林業株式会社住宅事業本部 住宅管理部人財開発グループ次長)
<報告3>
企業の戦力として力を発揮できるための課題を明らかにする
長野 一郎 氏 (株式会社井門コーポレーション情報システム部情報システム課 課長)
6.主催
特定非営利活動法人タートル(中途視覚障害者の復職を考える会)
7.後援(予定)
厚生労働省、日本労働組合総連合会、東京経営者協会、財団法人日本眼科学会、社団法人日本眼科医会、日本ロービジョン学会、社会福祉法人読売光と愛の事業団
8.申込み・問合せ先
特定非営利活動法人タートル(中途視覚障害者の復職を考える会)
事務局:〒160-0003 東京都新宿区本塩町10-3 社会福祉法人 日本盲人職能開発センター 東京ワークショップ内
TEL.03-3351-3208 FAX.03-3351-3189
E-Mail : m#ail@turtle.gr.jp
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