ページ更新日: 1999.3.25
このコーナーでは、各種イベント情報・図書情報等を掲載していきます。
会期:5/5(水)まで開催中
時間:10:00〜18:00(金曜は20:00まで)
月曜休館(3/22は開館、翌日休み)
料金:一般¥400 高大生、65歳以上¥100
障害者手帳持参の方とその付き添い¥100
場所:光と緑の美術館
(JR相模線上溝駅徒歩10分、JR横浜線相模原駅からバス)
相模原市横山3-6-18 TEL042-757-7151
38年の歴史を持つ沖縄盲学校の焼き物による造形活動。授業や美術クラブでの制作の中で、時には躊躇しながらも無心になって手を動かし、生活の中の喜怒哀楽、様々な思いを粘土に託した生徒たちの作品約32点を展示。
●ギャラリートーク 4/24(土)14:00〜
沖縄盲学校に造形教育を取り入れ、現在の基盤を作った山城見信氏を迎え、当時の盲学校の様子などを聞く。
*この間見てきました!すごくよかった。空いているので、ゆっくり見られる。
モチーフは色々。形も色々。大きな物から小さな物まで。どれもが力強く、そして繊細な心を持っていることが良くわかる作品たちでした。
これらは崩れやすい物もあるため触ることができませんが、目の不自由な方は職員の方が鑑賞のお手伝いをしてくれるとのことなので、触れます。
バスでも行けるけど、私は上溝駅からの歩きをオススメします。なかなか気持ちの良い散歩コースですよ。
会期:3/14(日)〜3/28(日)
時間:10:00〜17:30 木曜休館
場所:横浜美術館アートギャラリー(桜木町駅、横浜美術館内)
横浜市西区みなとみらい3-4-1 TEL045-221-0300
子供の体験として必要な「触れながら知る」ことを通して、美術鑑賞の「眼で触れる」ことにつながる様にと企画された展覧会。大人や目の不自由な方も楽しめる。2mの大きな物から手で包めるようなものまで、ブロンズと石膏の作品約30点を展示。入場無料。
*私は写真でしか作品を「見て」いませんが、とてもかわいらしく、触り心地よさそう、、、実際に「見て」きた人によると、本当に気軽にぺとぺと触らせてもらったようで、「うーん、こりゃおもしろい」だそうです。
やっと長年の夢である絵本が岩崎書店から3月1日発売されます。それもなんと3冊同時にです。
絵がカラフルで一般の子供と一緒に楽しめるつくりになっています。全国の本屋さんで申し込みができます。また主要な書店の絵本コーナーには置かれる予定です。
目のみえない子も 見える子も いっしょに あそべるよ
バリアフリーえほん1 さわってごらん だれの かお?
バリアフリーえほん2 サワッテゴラン ナンノ ハナ?
バリアフリーえほん3 さわってごらん いま なんじ?
定価は各1900円(税別)です。
作は この絵本がデビュー作の中塚裕美子さんです。すべての絵が透明の立体インク(ミューズプリント)になっています。 凸点字にはひげを付け、晴眼者にも位置がわかりやすくなっています。また点字にいろいろな色が付いています。墨字も立体文字になっています。表面には汚れに強いようにフィルムが貼られています。
今回この本の監修を手伝えました。立体の絵の再現性を優先したために、視覚障害の方には点字が低くいかもしれませんが、薄いシルクの布をページの表面に置いてシルクの表面を触るととてもわかりやすくなります。とても時間をかけ、良い作品にしあがったと思います。 少しでも多くの人にこの情報を教えていただければ幸いです。
福本正幸
NIFTY MHB02417
E-mail makura@iris.dti.ne.jp
先週は久しぶりに東京都内に雪が降りました。足元が危なくなるほどではなく助かりました。その後、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、春の交流会ですが、日頃の緊迫した現実から少し離れて、社会の一員である私たちを含めて各個人がどのような意識をもって行動すればバリアフリーの推進に、ひいては職域拡大に繋げられるのか、考えてみるのも決して無駄なことではないと思います。たまには哲学するのもよいのではないか。あまり難しく考えないで、日頃の差別、偏見の具体的実例なども併せ出し合い、大いに議論してみるのはいかがでしょう。
つきましては、下記のとおり開催しますので、奮っての参加を期待します。
*展覧会のお知らせ*
4月1日(木)から4月4日(日)まで、1日のみ12時から、2、3、4日は10時より20時まで、東京都三鷹市にある三鷹市芸術文化センターにて「見えない展覧会」が行われます。(tel 0422−47−9100)
この展覧会は単に作品を鑑賞するという”みる”ではなく、実際に作品にふれ、聴覚、触覚、味覚、といった視覚以外の感覚でも”みる”展覧会です。来場者は作品を聞いたり、触ったり、食べたりすることができます。
三鷹市芸術文化センターは、JR中央線「三鷹」駅より徒歩15分。駅南口より5・6バス「八幡前・芸術センター」下車すぐ。入場無料です。皆さんお誘い合わせのうえ是非ご来場ください。
ご質問、問い合わせ等は、
展覧会代表者 河内まで。
tel 090−4439−7288
以下が、主催者である河内さんの紹介文です。
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展覧会のきっかけは、私がアイマスクをつけて作品を触る体験をしたときに指先からその作品の世界が流れ込んでくるのを感じ、感動したことです。
そのとき、今まで本当に私はものを”みて”いたのだろうかという疑問がわき、単に作品を鑑賞する”みる”ではなく、実際に作品に触れ、聴覚、触覚、味覚などの視覚以外の感覚でも”みる”展覧会をしてみようと思い立ちました。年齢、国籍、障害の有無、ジャンルも様々なアーティスト達が参加するこの展覧会は、いろいろな視点を持った人達の一人として、視覚障害を持ちながらすばらしい作品を作る佐藤由紀子さんという方や、佐々木あとみさんという方などにもご参加いただいています。彼女たちは、自分たちで出品料を払い、とても積極的にミーティングにも参加してくれています。
どんな展覧会になるのかと期待と不安を持ちつつやっております。
様々な”見る”を探ることが今回の目的ですので、多くの人が来場し、意見を言ってくださると大変嬉しいです。
福祉のまちづくり研究会関西支部
第5回「福祉のまちづくり関西セミナー」開催のご案内
セミナー: 「ノンステップバスの導入状況と評価」
日 時…3月1日(月)18:00〜20:00
会 場…大阪市立大学文化交流センター ホール
大阪府大阪市北区梅田1−1−3−1700
(大阪駅前第3ビル16階)
06-6344-5425
内 容…テーマ: 「ノンステップバスの導入状況と評価」
報告1: 「ノンステップバスの導入状況と課題」
杠典英(福祉のまちづくり工学研究所 研究第一課 主任研究員)
報告2: 「ノンステップバスの利用状況と評価」
〜尼崎市と伊丹市でのアンケート調査をもとに〜
新田保次(大阪大学大学院 土木工学科 助教授)
平成9年3月に国産のノンステップバスが運行して以来、全国各地でその導入の動きが出ています。このバスは、障害者や高齢者等にとって乗降しやすいとの評価があり、普及を求める声が大きくなっています。
このような背景にもとづいて、今回のセミナーでは、兵庫県下を中心としたノンステップバスの現在の状況、課題、利用者の評価について、バス事業者・利用者アンケートをもとに、お話しいただきます。
参加費…支部会員: 500円、非支部会員: 1,000円
参加希望者は、関西支部事務局までご連絡ください。(電話、ファックス、電子メールなど、いずれの方法でも構いません。ファックス、電子メールの場合は、参加者名と連絡先を明記ください。)
申し込み・問い合わせ
福祉のまちづくり研究会 関西支部 事務局(担当: 阪東)
〒651-2181 兵庫県神戸市西区曙町1070
(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所内)
TEL:078-925-9283 FAX:078-925-9284
E-mail: bando@assistech.hwc.or.jp
題名
このアートで元気になる
エイブル・アート'99
開催期間
1999年2月16日(火)〜3月22日(月)
9時〜17時(入場16時30分まで)
休館日:月曜日 ただし3月22日は振り替え休日のため開館。
会場:東京都美術館/企画展示室 電話:03-3823-6921
JR上野駅下車。公園口より徒歩7分。
主催:東京都美術館、日本障害者芸術文化協会、朝日新聞社
入場料:障害のある方とその介助者1名は無料になります。
展覧会の内容
関東、関西の作家を中心に、17団体(施設など)から39人、6個人の合計45人で、平面作品約370点、立体造形作品約80点の合計450点を展示します。全体の4分の3が壁にかかった絵です。
知的障害をもつ作家を中心として、常識や既成概念にとらわれない、独自の表現の世界を紹介します。
また、視覚障害のある作家2名(平面、立体とも)も含まれ、表現の可能性を提示します。
手で見る、立体作品もいくつかあります。(立体作品7点、立体コピー5点)とてもユニークで、面白い作品です。手でゆらすとふしぎな音がする球体の粘土によるオブジェもあります。
単に施設での美術活動の紹介ではありません。障害のあるなしを超えて、見る人を元気にする作品を、美術のプロの人たちが選んだ展覧会です。
立体作品の一部はどなたにも触って鑑賞することができます。また、視覚障害をもつ観客のみなさんに、作品を楽しんでいただくために、作品の特徴を伝えるための手で触れられる触知モデルが用意されています。
会場スタッフもできるかぎり、平面作品についての説明もいたします。
ワークショップのお知らせ
さらに、展覧会の会期中に、視覚障害者と晴眼者が2人あるいは3人で1組になって、話し合いながら絵をみていくワークショップが企画されます。
絵を語り合うことを通して、お互いに知りあっていく、コミュニケーションのゲームです。
視覚障害の方といっしょに絵をみてまわった経験がある人がリーダー役です。
「見えない人と観るためのワークショップ −二人で見て初めてわかること」
第一回 2月18日(木)13時から15時
第二回 2月21日(日)10時から12時
第三回 3月6日(土) 10時から12時
参加される方は事前に電話予約をしてください。
(日本障害者芸術文化協会 電話:03-3364-2140)
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全盲の人が絵画を楽しむ!?
白鳥 建二
今までに皆さんは、「全盲の人が絵画を楽しめる」と考えられていたでしょうか?
たぶんほとんどの人は、「見えないんだったら、触ることが出来るとか音がしなくては楽しくない。」と思いこんでいました。だから、普通の展覧会に対して、関心を持つことはなかったと思います。
私も3年前までは、絵画などの平面作品に興味がわくことはありませんでした。でも最近では、平面作品に親しみを感じるようになってきたのです。どうやって楽しむかというと、見える人に絵の説明をしてもらうのです。例えば、「何が描かれているか」・「どのような印象か」・「色彩」・「材質」ETC。そして、全盲である私は、見える人の言葉から作品のイメージを心に描いて行くのです。
これに似たことは、他の全盲の方も日常的に行っていると思います。見える人から風景の説明を聞いたり、テレビや映画の映像を解説してもらったことはないでしょうか?あるいは、小説などを読んでいて映像が浮かんでくる、ということはなかったでしょうか?要するに、その対象を絵画などの平面作品や「触れられない作品」に向ける、ということなのです。
ご存知の通り、現在日本の美術館では、作品に触れられることはほとんどありません。今回の展覧会においても、作品保護の関係上「触ること」にかなりの制限があります。そこで私が考えたことは、「自分なりの楽しみ方を捜すために、いろいろ試してみる」ということです。「どんな人に説明してもらうと楽しくなってくるか」・「どういう作品を観ると感動するのか」、こればかりはやってみなければ判りません。
もともと見える人でも、美術館に足を運ぶ理由はさまざまで、「何がよくて行くのか」ということも、個人差の大きいものです。
全盲の方も是非「作品観賞」という、きわめて自由で個人的な世界に挑戦してはいかがでしょうか?
そして、そこで受けた感情を周囲の人たちと交流させてはいかがでしょうか?
「このアートで元気になる エイブル・アート'99」では、全盲の方がいらしても対応できるように、スタッフが心の準備をしてお待ちしております。
専門家ではありませんので、難しいことをお話しすることは出来ません。しかし、作品を観て言葉にするという、これも挑戦的なことを行おうと考えています。
作品を話題の中心にして、お互いに積極的に会話をしたいと思っています。
コミュニケーションがうまく行くと、見える方も見えない方も満足されるはずです。
全盲の方にとって、視覚の世界に近づくということは、新鮮な感動と新たな風を感じることになると、私は期待しております。
それでは、数多くの方との出会いと充実した時間を楽しみにしております。
白鳥 建二
「このアートで元気になる エイブル・アート'99」 視覚障害対応プログラム委員会
TEL:0471−54−0155(自宅)
090−4176−7900(携帯)
E−MAIL KENKEN@m3.people.or.jp
日本障害者芸術分か協会
TEL:03−3364−2140
FAX:03−3364−5602
E−MAIL wonder@gol.com
□日時 1999年3月13日(土)
午前10時〜午後4時
□場所 障害者スポーツ文化センター
横浜ラポール1階・ラポールシアター
横浜市港北区烏山町1752
電話:045−475−2001
□交通 JR新横浜駅・横浜市営地下鉄新横浜駅より
徒歩15分
新横浜駅前から送迎バス有り(30分間隔)
□出展 コンピュ−タ−及びソフト、拡大読書機
誘導システム、盲導犬ロボット、音声スキャナ−
音声手帳、点字機具、メガネ、拡大鏡、
大活字本、玩具、音声体重計、白杖及び補助具
化粧品、各種保険、視覚障害者施設・視覚障害者
団体の紹介等など。
□入場無料
□相談コーナー 機器の使用、購入に関する相談コーナーも
設けております。
□主催 日本網膜色素変性症協会神奈川支部
□問合せ 神奈川県茅ヶ崎市萩園1445−6RST内
電 話 0467−86−6249
FAX 0467−58−2580
Email JDP07047@nifty.ne.jp
□出展企業・団体名