- Q1:視覚障害者の就労支援ソフト等について
- Q2:スクリーンリーダーの入手方法
- Q3:スクリーンリーダーの職場環境での検証と選定
- Q4:スクリーンリーダー操作方法を学べる場所は?
- Q5:支援機器/ソフトウェア整備のための助成・支援制度
※ スクリーンリーダー:
PCの画面を音声で読み上げるソフトウェア。このソフトウェアを用いることで、視覚障害者も音声でPCを操作することが出来る。
Q1:視覚障害者の就労支援ソフト等について
視覚障害者の就労のための就労支援ソフトや支援機器には、どのようなものがありますか?
A1:
視覚障害者の就労支援ソフトとしては、PCの画面を音声で読み上げるスクリーンリーダーというソフトウェアや、画面を拡大したり、色調を変更する画面拡大ソフトがあります。また、紙の資料を拡大して画面に表示する拡大読書器と言う機器もあります。 視覚障害者のPC等の操作方法については、下記の記事も参照して下さい。
Q2:スクリーンリーダーの入手方法
最近、視力が落ちてきたのですが、スクリーンリーダーというソフトウェアを利用することで、PCを音声で使えると聞きました。このスクリーンリーダーは、どのように入手できますか?
A2:
スクリーンリーダーには、OSの基本機能として組み込まれているものと、専用のソフトウェアをインストールして使用するものがあります。また、専用のソフトウェアには、オープンソースソフトウェアとして公開されていて無償で入手できるものと、有償ソフトウェアとして販売されているものがあります。
OSに組み込まれているスクリーンリーダーは、OSの設定を変更することで有効になり使用できるようになります。また、無償のフリーソフトウェアは、Webサイトからダウンロードできます。有償のものについては、販売店より購入できます。
Windows用のスクリーンリーダーの種類とその関連情報については、下記の「スクリーンリーダーについて」の記事に、関連リンクを貼っていますので、そちらをご参照ください。
Q3:スクリーンリーダーの職場環境での検証と選定
職場の環境にスクリーンリーダーを導入しようと思っています。導入にあたって、職場のICT環境で不具合が無いか、業務アプリがうまく使用出来るかを確認してから、導入するソフトウェアを選定したいと考えていますが、どのように進めればよいでしょうか?
A3:
スクリーンリーダーの導入にあたっては、職場の上長や部門のIT担当者と相談し、実際に使用する環境にソフトウェアをインストールして、事前に試してみるのもよいでしょう。有償版のスクリーンリーダーには、一定期間使用できるお試し版を提供している場合もあるので、Webサイトで確認するか、直接メーカーに問い合わせてください。
また、高齢・障害・求職者雇用支援機構 中央障害者雇用情報センターでは、障害者雇用の専門家が事業主の方からの相談に応じるほか、支援機器やソフトウェアなどの展示を行っており、これらを一定期間貸してもらえる場合もあるので、相談してみるとよいでしょう。
高齢・障害・求職者雇用支援機構 中央障害者雇用情報センター(外部サイト)
Q4:スクリーンリーダー操作方法を学べる場所は?
PCを、スクリーンリーダーで使用する時の操作方法は、どこで学ぶことが出来ますか?
A4:
現在就労されている方(在職者)向けの訓練を実施している機関としては、下記の「在職者を対象とした職業訓練施設一覧」に掲載されている施設があります。
在職者を対象とした職業訓練施設一覧– 視覚障害リハビリテーション協会(外部サイト)
また、PCを利用した事務処理等の技能の訓練を行っている施設としては、下記のサイトに掲載されている施設があります。
主な職業訓練施設– 視覚障害リハビリテーション協会(外部サイト)
これらの施設で提供している訓練には、コースによって、お住まいの地域や勤務先、就労状況等による受講条件がありますので、詳細は、各施設にお問い合わせください。
Q5:支援機器/ソフトウェア整備のための助成・支援制度
私の職場で、視覚に障害のある方を採用する予定があり、ご本人とも相談しながら、スクリーンリーダーや画面拡大ソフト、また、その他の支援機器の導入等、職場の就労環境の整備を進めています。これらに対する助成や支援制度は、ありますか?
A5:
障害者の雇用については、さまざまな助成や支援制度があります。これらに関する相談は、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が設置している地域障害者職業センターで受け付けていますので、詳細は、こちらに相談されるとよいでしょう。