2023年7月2日【第12回ICTサロン開催報告】スペシャリストに訊く～スクリーンリーダーや視覚支援機能を使うPCのベストプラクティスとは～

第12回ICTサロンは、合同会社フロッグワークスの岸本 将志さんをお招きし、スクリーンリーダー等の視覚支援機能を使うためのPCの必要な性能や、十分な性能でないPCを使用しているときの工夫等、ハード面を中心にお話していただきました。
開催当日は日曜日の午前中にもかかわらず、90名を超える方々にご参加をいただき、とても盛況なイベントとなりました。

イベント概要

• 日時:　2023年7月2日(日) 10:00～12:00 (Zoomによるオンライン開催)
• テーマ:
  スペシャリストに訊く～スクリーンリーダーや視覚支援機能を使うPCのベストプラクティスとは～

岸本 将志 (きしもと まさし)さんプロフィール
合同会社フロッグワークス代表
2006年　関西学院大学 社会学部 社会福祉学科 卒業
2009年　大阪電気通信大学大学院 医療福祉工学研究科 博士前期課程修了
2011年　医療機器メーカーのプログラマを経て独立起業
2014年　訪問ICT講習・福祉施設向けICT導入支援として事業化
2020年　視覚障害者にICT機器の導入・操作を支援するサポーター養成講座を開始
2021年　視覚障害者用の画面読み上げ・拡大ソフトの動作に適したPCの必要性を痛感し、視覚障害者向け特化設定済みPCの販売や日常生活用具の販売事業を開始

イベント内容

イベントの前半は、岸本さんより「スクリーンリーダーや視覚支援機能を使ったPCのベストプラクティスとは」と題してご講演をいただきました。

ご講演の中では最初にPCの種類について簡単にご説明いただいた後、スクリーンリーダーなどの支援ソフトがPC上でどのように動作しているかをわかりやすく解説していただき、その上で、PCの選び方を具体的に解説していただきました。また、ご講演の後半では、PCの動きやスクリーンリーダーや画面拡大ソフトの動きを改善させるための設定を具体的にお話しいただきました。

岸本さんのお話は、技術的に深い内容が含まれていたにもかかわらず、具体的で大変わかりやすく、今後スクリーンリーダーや画面拡大ソフトなどの支援ソフトウェアの導入を考えておられる方やPCの買い替えを考えておられる方だけでなく、すでに支援ソフトウェアを使っている方においても役立つ内容が満載でした。

イベントの後半では、事前にいただいた質問について岸本さんからご回答いただき、その後、参加者との質疑応答が行われました。

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